育児との両立を図りたい看護師が復職に備えて考えるべきこと

結婚や妊娠・出産などでブランクがある看護師が復職を考える時、「家庭と仕事の両立が上手くできるか」など不安を抱えている人は多くいます。そのような不安を少しでも解消しておくとスムーズな復職が叶うでしょう。

まずは第一にやっておくべきことは、家族と相談することです。復職すると、今までと生活が大きく変わる可能性があります。特に早朝出勤や夜勤がある場合は、家族で協力し合って家事をするなどサポートが不可欠となるため、復職したらどのような生活になるのかを説明し、理解を得なければなりません。いざという時にはどのように連携を取るのかなど、細かく話し合って決めておくと良いでしょう。

次に、自分の希望する働き方に合わせて、勤務形態や診療科を選ぶことも重要です。いきなりフルタイムで働ける体制が整っているのであれば良いのですが、小さい子どもがいて夜勤は難しい事情がある場合はパートタイムから始めるなど、無理をしないことが大切です。病棟か外来か、病院かクリニックかによっても働き方は大きく変わってくるので、自分の中で譲れない条件をしっかりと決めておきましょう。

病院でも慢性期・回復期病棟であれば、一分一秒を争うような業務は少なく、ルーティーン化されているため落ち着いて働きやすいです。介護施設なども、看護ケアよりも健康状態の確認などがメインとなるため、看護技術に不安があっても働きやすい職場とされています。職場を選ぶ際には、いきなり第一線で働くことを目指すのも良いですが、まず勘を取り戻すことを第一に、比較的落ち着いて看護業務を行えるところを選ぶと良いでしょう。

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